韓国ウォンの対ドル安値進行が止まらないので、先の記事でご紹介したとおり、『韓国銀行』、企画財政部、金融監督院、また『国民年金公団』まで巻き込んで、必死の防戦策を繰り出しています。
ひと言で要約すれば、「ドルを国内に流入させるために必死」です。
なぜドルがいるかといえば、ウォン安進行を止めるためには、「ドル売り・ウォン買い」を行う必要があり、そのための「ドルがいる」からです。
連日ご紹介しているとおり、「1ドル=1,480ウォン」のラインを巡って、現在も天井圏の戦いが続いています。
恐らくここを死守して、突破させないつもりです。韓国の皆さんが大好きな言葉を使うのなら「マジノ線」というわけです。もっとも――「マジノ線」とか言うから抜かれる――のですけれども。
以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用)。

2025年12月22~23日にかけて「ワロス曲線」と見られるプライスアクションが出現しました。
1分足で見ると、12月22日09:00~11:27、12月22日17:29~23日03:58に「なんだこりゃ」というプライスアクションが見られます。
これが当局の介入を示す『韓銀砲』炸裂であるなら、ワロス曲線が現れるほど韓国当局は防戦に必死――ということになります。

「ワロス曲線」とは? 異常なチャートパターン
「ワロス曲線」とは、「韓国の通貨当局が通貨防衛のために為替介入を行い※1、その結果として現れる『極端な上昇・下降を繰り返すチャートパターン』のこと」です。チャート上に下降「\」しては、上昇「/」するというパターンを繰り返すため、「\/\/」...
(柏ケミカル@dcp)






