2026年06月28日、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが主宰する「大韓民国大跳躍3大メガプロジェクト国民報告会」が開催されました。

本件について産業通商資源部が資料、プレスリリースを公表したのですが、非常に面白い内容なのでご紹介します。なぜこのような大仰な発表を突然行ったのか――ですが、韓国政府は非常な危機感を感じているのだ!――としてます。
以下をご覧ください。まるで「出落ち」ですが、潜在成長率がどんどん下がっているとグラフがイの一番に掲げられています。
⇒参照・引用元:『韓国 通商産業資源部』公式サイト「(참고자료)‘대한민국 대도약 3대 메가프로젝트 국민보고회’ 개최」
「これまでのさまざまな政策的努力にもかかわらず、潜在成長率の低下傾向が続いている」というのが現実で、『OECD』によれば韓国の潜在成長率は、
2013年:3.4%
2016年:2.9%
2022年:2.4%
2025年:1.9%
――と右肩下がりです。
Money1では何度もご紹介していますが、潜在成長率とは――、
「労働力・資本・生産性を活用して、インフレ(物価上昇)を誘発することなく、最大限に達成できる経済成長率の見通し」
――をいいます。潜在成長率が低下していけば、経済成長を達成するのは困難になっていきます。
ちなみに2025年04月03日に『韓国銀行』が公開した「Potential Growth of Korea and Its Outlook [BOK Issue Note 2024-33]」論文にある「韓国の潜在成長率」予測推移は以下です。

2025年は2%を切った――で危機感を募らせているわけですが、そんなことは予測されていたことであって、上掲のとおり、韓国の潜在成長率は早晩1%を切るのです。
今回の「大韓民国大跳躍3大メガプロジェクト国民報告会」は、
国政2年目、回復から大飛躍への転換に向けた未来戦略を本格的に推進
――と大書しているのですが、これまた傑作です。そもそも韓国の景気は「回復」などしておりません。半導体で経常収支が過去最大という話と「どん底景気から回復した」というのは別問題です。
実際、若者の失業率は改善していませんし、「ただ休む若者」は増加傾向をたどり続けています。
さらに面白いのは「低成長を断ち切り、大飛躍を成し遂げる最後のチャンス」などと書いています。
もし本当に最後のチャンスだとしたら、この3大メガプロジェクトに大金を注ぎ込んで空振ったときは――どうなるでしょうか。
経済的ボンクラの李在明(イ・ジェミョン)さんの言うことなど、信用しない方が良いのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)






