頓死寸前「韓国精油企業」第1四半期の赤字「2.5兆ウォン超」・政府は「様子見」だそうです

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韓国経済を襲う「四月危機」の実体が明らかになりつつあります。

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上掲の記事では、韓国の石油精製企業4社が一日最大700億ウォン(約62億円)もの営業損失を出していることをご紹介しました。

この続報のような記事が、韓国メディア『毎日経済(日本語版)』に出ました。

2020年04月13日に掲載された記事「韓・精油4社、最悪のアーニングショック※1来るか」によると以下のようになっています。

(前略)
原油価格が反発しても「コロナ19」拡散による消費者心理の悪化で石油製品が売れず、第1四半期に歴代最悪の実績が予告されているからだ。

業界によると、SKエネルギーとGSカルテックス、エスオイル、現代オイルバンクなど、国内精油4社の第1四半期の営業赤字の規模は2兆5000億ウォンを超えるものと予想される。

これは原油価格の暴落で精油4社が1兆1000億ウォン赤字を記録した2014年の第4四半期よりも2倍以上も悪くなった実績だ。
(後略)

⇒参照・引用元:『毎日経済(日本語版)』「韓・精油4社、最悪のアーニングショック来るか」

赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)

毎日赤字を積み重ねれば巨額になるのは当然ですが、それにしても事態は最悪です。新型コロナ騒動で航空業界はじめ需要が干上がっていますので、状況はすぐには好転しそうにありません。

同記事は、

(前略)
このような事情だが、政府は事実上「ようす見」だ

関係当局が精油業界を支援するために原油関税の納付猶予と原油・石油製品貯蔵タンク貸与などのカードを取り出したが、業界はより実質的な方策が必要だと指摘する。

このように結んでいますが、要は「お金を回してくれ」ということでしょう。また国策銀行に支援要請が出るのではないでしょうか。韓国産業銀行が資本増強に乗り出すのも無理はありません(この件については以下の記事を参照してください)。

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※1
アーニングショック(earning shock)とは、収益など業績が極端に悪化することです。韓国メディアの経済関連ニュースの見出しでよく使われる表現で「売上激減!」とか「利益激減!」といった意味になるようです。

(柏ケミカル@dcp)

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