韓国通貨「ウォン」の対ドルレートに注目しております。2020年05月08日(金)が締まりました。09日00:00現在(日本時間)、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
ローソク足の実体部分はほとんどありませんが、うっすら赤色に見えるはず。始値「1,219.62ウォン」、終値「1,219.80ウォン」で、08日(金)はなんと「0.18ウォン」だけウォン安方向へ動きました。前日終値よりも値が下ですのでウォン高が進んだのですが、しぶとく抵抗してこれ以上は下げない(ウォン高方向へは進ませない)という粘りを見せました。
08日のプライスアクションを「1分足」(ローソク足1本が1分間の値動きを示します)で見ると以下のようになります。
08日は非常に面白いプライスアクションでした。
開場すぐに下落(ウォン高進行)しますが、09:50ごろに「1ドル=1,214.60ウォン」をつけ、ここが天底になりました。以降はチャネルラインに乗って上昇を続けます。この上昇が止まり、およそ「1ドル=1,221ウォン」をテッペンに、レンジっぽいですが、ダブルトップを形成。ここから急激にウォン高方向へ反転。
しかし、およそ「1ドル=1,217ウォン」で下落を食い止め、ダブルボトムを作って再度上昇(ウォン安方向へ進行)。「1ドル=1,221.60ウォン」までいきますが、ここで力尽きて下落(ウォン高方向へ進行)し、「1ドル=1,219.80ウォン」で終わりました。
最後の下落が余計でしたが、プライスアクション自体は観客を楽しませるものだったといえるでしょう。
これで2020年05月の第2週目が締まりましたので、ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」で見てみましょう。以下です。
2週続けてウォン安進行ですが、いったんは「1ドル=1,230ウォン」寸前に迫るなどウォン安圧力は決して弱くない週でした。およそ「1ドル=1,211ウォン」にある「『ウォン高』のレジスタンスライン(抵抗線)」は先に5週機能していますので、ここを抜くのはけっこう難しいのではないでしょうか。
次週はどのようにプライスアクションを見せるのか楽しみですね。また05月11日(月)の市場が開いたらドルウォンチャートの状況を制作するようにいたします。
追記
2020年05月11日(月)の市場が開きました。10:17現在のドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)