先にご紹介した韓国の『オプティマス資産運用』が行った詐欺ですが、予定どおり被害額が拡大しました。
韓国「5,000億ファンド」詐欺発覚で危機! 投資先がウソで文書も偽造でした
韓国で規模の大きい金融詐欺が増加しているという件を先にご紹介しましたが、「ナニやってんだ」といわざるを得ないどエライ案件が出ました。公共機関関連の債券に投資するので安全性が高いですよーと顧客を集めていた『オプティマス資産運用』のファンドで「...
同社の組成したファンドは以下の点で詐欺でした。
・投資先が説明と違っていた
(投資先は公共機関の売上債券であるから安全と説明していた)
(実際には企業の私募債などが含まれていた)
・販売会社に提出した書類に虚偽説明・偽造があった
総額約5,000億ウォンが詐欺かも……だったのですが、どうもその色が濃くなってきました。
韓国メディア『韓国経済』の2020年06月24日の記事(本稿末のリンク)によれば、先にご紹介した「オプティマスクリエイター25・26号」に続いて、「15・16号」も販売会社『NH投資証券』に「満期償還の延期」を申請したとのこと。
つまり、このファンドも「期日に投資家へお金を戻すことができません」となったのです。
オプティマスクリエイター25・26号:384億ウォン
(『NH投資証券』『韓国投資証券』合算)
オプティマスクリエイター15・16号:297億ウォン
小計:681億ウォン(約60億3,800万円)※1
「すわ!詐欺か」と発覚してわずか5日でもう681億ウォンです。
先にご紹介したとおり『オプティマス資産運用』のファンドでまだ満期償還を迎えていないものが「約4,000億ウォン」兆も残っているのです。
これらも詐欺で償還されないとすれば投資家大損の阿鼻叫喚の地獄絵図となります。
※1ドル円換算は2020年06月24日の「1ウォン=0.089円」を用いました。
⇒参照・引用元:『韓国経済』「オプティマスファンド償還中断追加…総680億ウォン規模に増加」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
(柏ケミカル@dcp)