もう「雪だるま式」という形容を何回使ったかも分かりませんが、また韓国で借金増のデータで出てきました。
韓国の「金融監督院」が2020年06月29日に「2020年5月の企業の直接金融調達実績」というデータが公開しました。
公表データによると、企業の05月の社債発行規模は総額なんと「15兆8,994億ウォン」(約1兆4,198億円)※1。前月が「11兆4,223億ウォン」(約1兆200億円)でしたから「39.2%」も増えています。とにかく資金難な状況ですから、どんな手を使ってもお金を入手しないといけないのです。
興味深いのは、韓国の銀行も「銀行債」を発行して資金調達に走っていることです。
銀行債全体の発行金額は「9,500億ウォン」(約848億円)で前月より「1,000億ウォン」(約89億円)増加。市中銀行の発行金額は6,500億ウォン(約580億円)で前月ママでしたが、地方銀行が3,000億ウォン(約268億円)と前月より1,000億ウォン増やしています(つまり50%増)。
「うーん、お金がないんだなぁ」と思わせる数字です。
韓国は日本を超えました。韓国の民間・企業負債「対GDP比」200%超え!「借金」の話ですが
「こんなこともあるんだ」という話です。2020年06月28日、04:02にIMF(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)の2019年10月22日付けリポートのデータを基に「韓国の借金」(民間部門)は、「対...
先に家計債務と企業債務を合わせて対GDP比200%を超えたという件をご紹介しましたが、これは2020年03月までのデータです。
04-05月も順調に債務を増やしていますので「200%超えた!」では済まないこと確実です。
読者の皆さんは、第2四半期が締まって「どこまで債務が増えたか」にご期待ください。
※1ウォン円換算には2020年06月29日の「1ウォン=0.089円」を用いました
(柏ケミカル@dcp)