韓国の関税庁が2020年07月01-10日の輸出額のデータを公表しました。
韓国にとっては輸出が好調かどうかが最重要ポイントです。
以下のようになっています。
2020年07月01-10日
輸出総額:132億7,200万ドル
前年同期比:▲2億3,300万ドル(1.7%減少)※▲は「マイナス」の意味です(以下同)
2020年01月01日から07月10日までの累計では以下のようになります。
2020年01月01日-07月10日
輸出総額:2,539億1,400万ドル
前年同期比:▲307億3,900万ドル(10.8%減少)
直近までの累計では輸出額が「10.8%」の減少です。
さて、最も気になる「貿易収支」。これが赤字ですと韓国の場合お話になりません。輸出1本で食べている国なので、「輸出 – 輸入」が赤字だと国が成立しないからです。
2020年07月01-10日
輸出総額:132億7,200万ドル
輸入総額:141億700万ドル
貿易収支:▲8億3,500万ドル
大変にまずいことに「8億3,500万ドルの赤字」になっています。
もっとも2019年の同期も以下のように赤字でした。
2019年07月01-10日
輸出総額:135億500万ドル
輸入総額:155億2,500万ドル
貿易収支:▲20億2,000万ドル
しかし、季節的要因で赤字と安心などできません。
「01月01日~07月10日の累計」で2019年と2020年を比較すると以下のようになります。
2019年 | 2020年 | |
輸出 | 2,846億5,300万ドル | 2,539億1,400万ドル |
輸入 | 2,680億9,400万ドル | 2,439億5,200万ドル |
貿易収支(輸出-輸入) | 165億5,800万ドル | 99億6,200万ドル |
2019年には「165億5,800万ドル」の黒字だったのに、2020年には「99億6,200万ドル」と、黒字額が「65億9,600万ドル」(39.8%)も減少しました。
これは韓国にとって由々しき事態です。
(柏ケミカル@dcp)