韓国は輸出産業1本で食べている国ですが、中でも半導体へ依存度は高いものです。コロナ禍があったため、半導体に依存する傾向はさらに強まっています。しかも、注目すべきは「中国への輸出が増えている」のです。
まず、2020年の中国への半導体の輸出金額推移を見てみます。
2020年01-09月で中国への半導体輸出は「約286億ドル」。『韓国銀行』の公表している国際収支統計によれば、01-09月の輸出金額の合計は「約3,258億ドル」ですから、韓国の輸出全体の実に「8.7%」が「中国への半導体輸出」ということになります。
さらに「韓国貿易協会」のデータによれば、半導体輸出の「41.6%」が中国向けです。
つまり、中国がもし何かの理由で韓国からの半導体輸入をやめたら、韓国の経済は沈没しそうということです。さらにいえば、中国が韓国の半導体製造技術をキャッチアップしたら、その時もおしまいです。
日本は、どちらのお客さまにも半導体製造に必要な高純度の素材、高精度の部品、装備を販売させていただきます。もちろん輸出管理はきちんと行わせていただきますけれども。
(松田ステンレス@dcp)