韓国政府の債務(返済しなければならない借金)が雪だるま式に増加しており、国民・韓国メディアから「大丈夫なのか」と指摘されております。
そのため、韓国政府は「財政準則」(守るべき財政のルール)を公表しなければならないところまで追い込まれました。
しかし、このルールの公表が延期に次ぐ延期で、「08月中」が「09月中」になり、「連休明けの10月05日」※まできました。本日出ないと韓国メディアから叩かれること必至です。
韓国メディア『亜州経済(韓国版)』2020年10月03日付けの記事によれば、本日10月05日にブリーフィングを行い発表するとのこと。
企画財政部が秋夕連休直後の05日、財政準則を発表する。
新型コロナウイルス感染症(コロナ19)に国の債務が急激に増加している状況で、財政の健全性に対する懸念が提起され、国の借金が増えることへのブレーキの役割をする規定を公開するものである。
(中略)
03日、企画財政部によると、洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官は05日、政府世宗庁舎で「韓国型財政準則の導入案」をブリーフィングを行う。
(後略)⇒参照・引用元:『亜州経済(韓国版)』「財政準則すぐ出てくる…「柔軟性」をめぐって攻防予想」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
制限をかけ過ぎると財政が立ちゆかないので……
文在寅大統領の後の大統領も借金を重ねないと財政が立ちゆかないのは明らかです。
そのため、政府与党『共に民主党』としては自分たちが下野しないのであれば(そう判断しているのであれば)「政府財政を膨らませることが可能なルール」でないと困るのです。
ですから、政府与党としては、
ある程度は債務を拡大できるようなルール
を公表しなければなりません。
いわば「板挟み状態」なわけで、「どうするよ」という話です。
もう何度だっていいますが、国会予算政策処の「2020長期財政見通し報告書」によれば、
2020年:860兆ウォン(対GDP比:44.5%)
2030年:1,819兆ウォン(対GDP比:75.5%)
となる予定ですから、生半可な制限のかけ方ではこれを止めることができません。
さて、どんな「財政準則」が出てくるでしょうか。大変楽しみですね。
読者の皆さまも「乞うご期待!」です。
※韓国は09月30日(水)~10月02日(金)が「秋夕」の祝日でしたので、本日10月05日が連休明けの営業日です。
(柏ケミカル@dcp)