韓国の実体経済が悪化し、失業者が増加して失業給付(いわゆる「失業保険」)を受ける人が急増しています。
2020年10月12日に発表したデータによれば、失業給付の金額がまた「1兆ウォン」を超えました。
以下をご覧ください。
2020年05月に1兆ウォンを超えてから09月まで失業給付金額は5カ月連続で1兆ウォン超えを継続しています。実体経済の悪化が継続していることの証拠です。
新規に失業給付を申請した人は「9万9,000人」。内訳は多い順に以下のようになっています。
製造業:1万6,700人
卸小売業:1万3,400人
建設業:1万1,800人
宿泊業:1万200人
サービス業:9,200人
保健福祉業:8,700人
卸小売業:1万3,400人
建設業:1万1,800人
宿泊業:1万200人
サービス業:9,200人
保健福祉業:8,700人
製造業が多いのが注目ポイントです。韓国の輸出の屋台骨を支えているのは製造業だからです。ここで失業者が増えるのはよくありません。
この調子で「失業給付が高い水準」で継続される場合、韓国の雇用年金基金の枯渇はさらに早まると考えられます。「韓国版ニューディール」とやらで、「雇用保険基金改革」が叫ばれているのは伊達ではありません。
早くしないと間に合わないかもしれません。
(柏ケミカル@dcp)