韓国「K-バッテリー企業」営業利益の予測が最悪 -67%、-89%…素材企業も赤字転落が続々

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世界的に電気自動車(BEV)の需要が急減速し、その影響を受けているのが車載用バッテリーの製造企業です。

赤字だろうが別に構わない過剰生産性・国営マシマシな中国企業はともかく、一応自由主義経済国である韓国企業は困るのです。

2024年の車載用バッテリー企業の「営業利益の予測」がボロボロな状況となっています。まず、韓国の3大電池企業です。

営業利益予測
『LGエネルギーソリューション』
2023年(結果):2.1兆ウォン
2024年(予測):6,984億ウォン
2023年 ⇒ 2024年:-66.7%

『サムスンSDI』
2023年(結果):1.6兆ウォン
2024年(予測):7,692億ウォン
2023年 ⇒ 2024年:-51.9%

『SKイノベーション』(『SKオン』含む)
2023年(結果):1.9兆ウォン
2024年(予測):2,136億ウォン
2023年 ⇒ 2024年:-88.8%

バッテリー3社はアメリカ合衆国のIRA(インフレ削減法)補助金を反映した数値であり、除外時には赤字の可能性が示唆される。
予測数値は『FnGuide』業績コンセンサス

最も手堅いとされる『サムスンSDI』ですら営業利益は約52%減少が見込まれ、『SKイノベーション』に至ってはほぼ9割も減少すると予想されています。

さらにバッテリー関連素材を製造納品している企業の営業利益も以下のように予測されています。

営業利益予測
『LG化学』
2023年(結果):2.5兆ウォン
2024年(予測):1.2兆ウォン
2023年 ⇒ 2024年:-52%

『POSCOホールディングス』
2023年(結果):3.5兆ウォン
2024年(予測):2.8兆ウォン
2023年 ⇒ 2024年:-20.0%

『エコプロBM』
2023年(結果):2,952億ウォン
2024年(予測):-397億ウォン
2023年 ⇒ 2024年:赤字転落

『L&F』
2023年(結果):-2,241億ウォン
2024年(予測):-4,600億ウォン
2023年 ⇒ 2024年:赤字額が2.05倍に拡大(+105.2%)

『SKIET』
2023年(結果):320億ウォン
2024年(予測):-2,805億ウォン
2023年 ⇒ 2024年:赤字転落

『WCP』
2023年(結果):464億ウォン
2024年(予測):-263億ウォン
2023年 ⇒ 2024年:赤字転落

『POSCOフューチャーエム』
2023年(結果):359億ウォン
2024年(予測):476億ウォン
2023年 ⇒ 2024年:+32.6%

LG化学の材料事業の60%、POSCOホールディングスの5%を基準に計算。

こちらもほとんどの企業で営業利益が激減、赤字転落と予測されています。

韓国は「K-バッテリー」と誇ってきたのですが、BEVの需要急減に伴い、業績が急速に悪化すると予測されているのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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