2020年10月14日、金融通貨委員会の後の記者懇談会で『韓国銀行』の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は「家計負債の増加幅が拡大している点を懸念せずにはいられない」と発言しました。
2020年10月13日に公表した「2020年09月中の金融市場の動向」と資料によれば、
と高水準を維持し続けています。09月は「9.6兆ウォン」銀行から借金を増やしていますが、前年同期は「4.8兆ウォン」でしたので、貸出金額は倍になったわけです。
新型コロナウイルス騒動で仕方がないとはいえ、家計の債務は急増を続けています。
韓国メディア『亜州経済(韓国版)』の記事によると李総裁は以下のように述べています。
(前略)
「家計融資によって増えた資金が資産市場に過度に流入する場合、追加の金融不均衡の蓄積の要因として作用するので、軽く見ることはできない」と強調した。「第3四半期連続で家計負債の増加率が高くなっている状況」
「特に06月以降は、住宅の取引、株式投資資金需要が増え、貸付を中心に家計融資が大幅に増加した」
(後略)⇒参照・引用元:『亜州経済(韓国版)』「李柱烈『家計負債の増加の拡大は懸念せざるを得ない』」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
家計に貸し付けられた資金が、資産市場とりわけ「不動産」「株式」に回っているというのです。これは資産バブルと考えられます。
『韓国銀行』の総裁が自らの口で語ったことに意味があります。このバブルがはじけないかにも注意が必要です。
(吉田ハンチング@dcp)