韓国『BTS(防弾少年団)』所属事務所の新株が大暴落。「空売り禁止」なのに

広告
おススメ記事

2020年10月15日(木)、韓流スター『BTS防弾少年団)』の所属する韓国の芸能事務所『ビッグヒット エンターテインメント』がIPO(新株公開)を果たしました。

上場前からファンの間では「一株でも買いたい」(『Reuters』の報道)などの期待感があったようです。

いささか旧聞に属することになってしまった感もありますが、連日KOSPI(韓国総合株価指数)の様子をご紹介しておりますので取り上げないわけにもいきません。どうかご寛恕の上、お付き合いをくださいませ。

実際に同社の株式はKOSPIに上場されました。で、どうなったかです。

以下の「日足」チャートをご覧ください(チャートは『TradingView』より引用:以下同)。

すごいチャートです。

初日の高値はなんと「35万1,000ウォン」までいったのですが、翌16日の終値は「20万500ウォン」。15日の始値が「27万ウォン」でしたからわずか2日で「25.75%」の時価総額を失ったことになります。

IPO価格「13万5,000ウォン」だったので売り逃げてホクホクな人もいらっしゃいます。韓国もIPO株は売り逃げ戦術が有効なようです。

以下のようにローソク足からラインチャートにするともっと面白くなります。

まさに「なんだこりゃ(笑)」というチャートですが、現在韓国株式市場は「空売り禁止」ということを忘れてはいけません。空売り禁止でこれなのです。

あー空売りしたかったなー」という個人投資家は恐らく少なくないでしょう。

問題なのは、これからさらに株価が下がる可能性があるということです。理由は、「ロックアップ」(lock-up)にかかって「一定期間株式を保有しなければならない」となっていた大量の株式保有者、大株主が、それが解けたら売るだろうからです。

「スター」という生ものに支えられた株式によく投資する気になるなぁ、などと思うわけですが、まあ買った方が満足であれば外野は何も言うことはありません。

(柏ケミカル@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました