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韓国の「チキン or ダイ」とは?

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土曜日なので読み物的な記事を一つ。

読者の方から「Chicken(チキン) or die(ダイ)」ってなんですか?――という質問をいただきました。韓国ウォッチャーの間では大変有名な格言(?)ですので、知らないというのは恐らく若い方でしょう。

正確には「フライドチキン店 or ダイ」で、韓国の若者の将来についての予見したフローチャートです。

もともと韓国のテレビ局が、流行はやっていた物を紹介。これが日本のテレビ番組でも紹介されて広く知られるようになりました。そもそも韓国の若者が自分たちの将来を自嘲して作ったもの、といわれます。

当時はフライドチキン店を開業する人が急増し、韓国全土で3万6千店以上もあったのです。

フジ系『新報道2001』が2017年05月29日に報道

下掲がそのフローチャートで、小中高と進んで大学に進学しても……文系を選ぼうが、理系を選ぼうが……結局のところ餓死するか、過労死するか、チキン屋を開業するかになる――というものです。

<<韓国の若者の将来は?>>

文系に進むと就職先がないので、自分でCEOになって起業するか、作家になるか――が職を得る方法。――で、起業してもどうせ失敗するのでチキン屋になるしかない。作家もやがてチキン屋になるので、文系は「チキン屋 or ダイ」です。

理系に進むと、自然科学系は職がなく餓死。工学系は就職できますが、企業でこき使われて過労に陥り、そのまま過労死するか、退職してチキン屋になるかが帰結です。理系に進んでもやっぱり「チキン屋 or ダイ」。

――ですから、韓国の大学生の行く先は「Chicken(チキン) or die(ダイ)」だ――というのが、その指摘するところです。これを表して「起承転鶏」という言葉もできました。

自嘲というか、嘆き節ですね。

このようなフローチャートができる(しかも多くの人が知るほど流行る)というのは、とりもなおさず自分たちの将来に自信が持てない――ということです。韓国の結婚数が減少し、合計特殊出生率が世界最悪に落ち込むのも無理はないのではないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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