『South China Morning Post』紙が面白い件を報じていますのでご紹介します。1980年代に中国の子供を熱狂させたパチモンの中国ゲーム機メーカーが破産申請したというのです。
上掲が『SUBOR D99 Home TV Video Game Console Classic Games Machine SFC/NES Double Handles』です。「SFC/NES」ですので、「スーパーファミコン」と「ニンテンドー・エンターテインメント・システム」(ファミコン)の両方の機能を持つコンソールで、「500 IN 1」などという一つのカートリッジに500本のソフトが入っているというスゴいものもあったようです。
完全な任天堂の海賊版ですが、1980年代の中国の子供はこのようなコンソールゲーム機を使って『スーパーマリオブラザーズ』などを楽しんでいたようです。
その『Subor』が破産申請と相成ったというのですが、『Subor』の法廷代理人となっているFeng Baolunさんは中国当局のデータベースでは、「信用できない個人」としてリストアップされており、「高級な消費活動」が制限されているとのこと。
日本人からすると、このような完全な海賊版を手掛けたメーカーがまだ残っていたことの方が不思議ではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)