『韓国銀行』は「今回のコロナ19危機以降は成長の不均衡」が起こり「雇用なき景気回復となるのでは」という興味深い考察を出しています。
今回のコロナ騒動によってサービス業・接客業などが大きな被害を受けている。これは、学生のアルバイトなど、比較的低賃金での雇用を多数生み出す業種である。しかし、コロナ禍が長引くことにより、この業種での廃業が増加するなどし、今までの雇用が消失してしまう。
それらの雇用は他業種では引き受けられない。そのため緩やかにでも経済が回復していくにせよ、雇用は長く元に戻らないままになってしまう。
そのため「成長の不均衡が起こる」というのです。また、
今回の危機は、アジア通貨通貨、韓国通貨危機とは異なり、新興国に被害が集中するだけでなく、国内でも業種や階層に基づいて不均衡が発生している
としています。「この不均衡によって韓国経済はなかなか回復しないぞ」というわけです。一理あるのではないでしょうか。もちろん日本も他人事ではありませんが。
(吉田ハンチング@dcp)