2020年、韓国の輸出を支える鉄鋼業がコロナ禍で不振なままで締まりそうです。
『韓国鉄鋼協会』は、コロナ騒動で製造業・建設業での需要が縮小したため鉄鋼の生産が「4,800万トン台」まで減少すると推測しています。これは2019年の「5,320万トン」から「8%」も減っており、「韓国通貨危機」(2009年)以来の最低値です。
また鉄鋼の輸出量も「3,000万トン」を割り込むと予測されています。こちらは7年ぶりの最低値です。韓国の鉄鋼の主な輸出先は、
ASEAN:22%
中国:19%
日本:11%
EU:10%
中国:19%
日本:11%
EU:10%
ですが、このうち「ASEAN(アセアン)」「中国」に対する輸出は落ちていません。特に対中国では01-10月までの累積で「461万トン」を輸出しており、2019年と比較して「43%」も増加しています。
日本への輸出は20%も急減し、EU、アメリカ合衆国への輸出も減少です。EUはセーフガードを発動、合衆国は商拡大法232条による韓国産鉄鋼を制限したためです。
コロナ禍のせいでもありますが、韓国は鉄鋼業においても「中国頼み」が鮮明になっています。
(吉田ハンチング@dcp)