韓国「合算成長率は世界一!」と都合のいい「自画自賛」

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韓国メディア『マネートゥデイ』によく分からない自画自賛の記事が出ましたのでご紹介します。

世界を股に掛ける高利貸し『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)が公表したデータを基にしているのですが、「合算成長率では韓国が世界一だ」というのです。

恐らく読者の皆さまもナニを言っているかよく分からないでしょう。

『韓国銀行』が公表した速報値では「-1.0%」ですが、『IMF』は、韓国の2020年の経済成長率を「-1.1%」としました。併せて韓国の2021年の経済成長率を「3.1%」と予測しました。

この、

2020年:-1.1%
2021年:3.1%

に2つの数字を足して「合算成長率:2.0%」と勝手に呼んでいるのです。

さらに、この『IMF』のリポート内で、合算成長率が先進国の中では一番だ!と喜んだ記事になっているのです。

以下がオリジナルの『IMF』の公表した「世界経済の見通しの更新 2021年01月」リポート内の該当部分です。

では、先進国の中で世界一!は本当でしょうか? 同紙のおっしゃるように合算成長率を計算して、それを降順に並べ直すと以下のようになります。

「合算成長率」とやら(%)
中国 10.4
トルコ 7.2
エジプト 6.4
インド 3.5
インドネシア 2.9
韓国 2.0
アメリカ合衆国 1.7
イラン 1.5
マレーシア 1.2
アキスタン 1.1
オーストラリア 0.6
カザフスタン 0.6
ロシア ▲ 0.6
ポーランド ▲ 0.7
ブラジル ▲ 0.9
オランダ ▲ 1.1
サウジアラビア ▲ 1.3
ナイジェリア ▲ 1.7
カナダ ▲ 1.9
ドイツ ▲ 1.9
日本 ▲ 2.0
フィリピン ▲ 3.0
フランス ▲ 3.5
タイ ▲ 3.9
メキシコ ▲ 4.2
南アフリカ ▲ 4.7
スペイン ▲ 5.2
イギリス ▲ 5.5
アルゼンチン ▲ 5.9
イタリア ▲ 6.2

中国がダントツの1位で、韓国は上から数えて6番目です。つまり、普通に計算すると6位になってしまうので「先進国の中では」なんて言ってるわけです。

手の込んだ自画自賛だといえるでしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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