2020年12月10日、『韓国銀行』は「通貨信用政策報告書」というリポートを公表しましたが、どうも来年の予測が暗くなってきました。11月には「2021年には韓国の経済成長率は3%」と景気のいい数字を発表していたのですが……。
この「通貨信用政策報告書」というのは、年2回以上『韓国銀行』が公表すると定められています。
『韓国銀行』は、物価の安定を通じて国民経済の健全な発展に資することができるように通貨信用政策を樹立・執行しており、政策の遂行に当たり、金融の安定に留意しています。
「韓国銀行法」は、韓国銀行がこれらの責務に対応する説明責任を履行するよう通貨信用政策遂行状況に関する報告書を年2回以上作成して国会に提出するよう規定しています。
(後略)
と書かれています。107ページもある長い報告書ですが、注目ポイントは、新型コロナウイルスの再拡散の兆候が現れ、当初より韓国経済の見通しが悪くなってきたと述べた箇所です。
2021年、国内のコロナ禍の再拡散事態が鎮静されない場合、来年の経済成長率の見通しは3.0%から2.2%に0.8%減少する
社会的距離を置く措置を格上げした場合、民間消費が年間16.6%、国内総生産(GDP)は8%減少する
よくまあ、わずか1カ月でここまで見通しが変わるものだと思われされますが、非常に悲観的な予測です。『韓国銀行』はたまに真顔になってこういう暗い現実を提示するようなリポートを出します。
当たるも八卦当たらぬも八卦ではありますが、ことほどさように韓国経済はいまだに危ういところを走っているわけです。日本ではあまり報道されませんが、韓国の実体経済は良くないのです。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「通貨信用政策報告書」
(吉田ハンチング@dcp)