イラン革命防衛隊に拿捕(だほ)された韓国のタンカー「Korea Chemical」号(日本語訳では「韓国ケミ」になっています)の件です。
この船は釜山の『DM Shipping Co., Ltd』がオーナーで石油化学製品を運んでおり、計20人(韓国人5名/ミャンマー人11人/インドネシア人2名/ベトナム人2名)が乗り組んでいました。
韓国の外交官がイランと交渉に当たったのですが、「救急車」と「(全然役に立たなかったことが証明されている)韓国製PCR検査キット」で片を付けようとしてイラン側の怒りに油を注ぐなど傑作な展開がありました。
すったもんだがありましたが、現在は船員は一応「釈放」となっています(ただし韓国メディアの報道によると全員船に抑留状態)。
ところが、船長と「Korea Chemical」号はいまだイランに拘束となっているのです。
問題は、この船が最低13人いないと動かせないことです。ですので、たとえ船員19人が解放されて帰国できたとしても、船は移動できないのです。船長だけではどうしようもありません。
まだ船員が帰国できるという報道もありませんが、どうも船と積み荷を取り返すまで時間がかかりそうです。韓国が「70億ドル」支払えば話も早いのですが。
(吉田ハンチング@dcp)