韓国では個人投資家が株式市場に巨額の資金を投入しています。2021年02月03日、毎度おなじみ『全国経済人連合会』が「’20年の豊富な流動性とグローバル株価の上昇は経済の基礎体力と乖離」というリポートを出しました。
このリポートは、全世界的に株式市場で株価が上昇していますが、それと比較して韓国のKOSPI(韓国総合株価指数)の上昇にはどのような特徴が見られるだろうか、とまとめたもの。
実体経済と株式市場の上昇は全く乖離しているという、これまた当然の内容なのですが、中に見逃せないデータがあります。
2020年個人投資家投資家がいかにKOSPIにお金を突っ込んだかを如実に示す、「プレーヤー別投投資金額の割合」です。異常事態です。以下をご覧ください。
上掲のとおり、それまで50%そこそこだった個人投資家の取引金額の割合は2020年は「65.8%」と「18.3%」も上昇しました。これだけでも、どれほど個人投資家が株式市場に前のめりになっていたかが分かります。
2021年も上がると踏んでいるのかもしれませんが、識者からは「間もなく玉は尽きる」という指摘があることも忘れないようにしたいですね。
「株式バブルは2021年に終わる!」という話
コロナ禍で実体経済が悪化する中、株式市場では世界的に高値を追い続けてきました。いわばコロナバブルともいうべき株価の急騰があったわけですが、これが「いつはじけるのか」は誰もが注目するところです。『NewsWeek』(2021年02月09日号)...
(吉田ハンチング@dcp)