「株式バブルは2021年に終わる!」という話

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コロナ禍で実体経済が悪化する中、株式市場では世界的に高値を追い続けてきました。いわばコロナバブルともいうべき株価の急騰があったわけですが、これが「いつはじけるのか」は誰もが注目するところです。

『NewsWeek』(2021年02月09日号)に慶應義塾大学大学院の小幡績准教授の手に成る興味深い記事が出ました。

株価バブルの終焉は2021年に訪れる

というズバリなタイトルの記事です。

小幡准教授は、今回のコロナバブルの原因を、

金融緩和による大量の流動性であり、財政出動である

と指摘し、

現在の金融緩和と財政出動は、既に限界を超えている。限界を超えて出動し続ければ、財政は破綻する。金融緩和は効果がなくなるどころか副作用しかなくなる。

従って、今後の金融緩和による流動性の追加はない。財政出動も間もなく尽きる

アメリカは、バイデン就任のハネムーン期間に出せるだけ出して、その後はない。日本は既にない。

⇒引用元:『NewsWeek』(2021年02月09日号)p.27

と、これまで株価を押し上げてきた原動力がもう尽きると説明していらっしゃいます。

また、実はコロナ前にバブルははじける寸前だったとも。実際、2019年末には、上場前の新興企業のスキャンダルが続出し、ソフトバンクの株価が暴落するなどの事態になっていましたが、ここにコロナが直撃。そのため、史上空前の金融緩和が行われ、この資金が株価を押し上げ、さらにバブルを膨らませた、という指摘です。

しかし、金融緩和と財政出動は終わり、もう弾はありません。そのため、必然的にバブルは2021年にはじけるというわけです。

小幡准教授の予測が当たるかどうかは分かりません。皆さんはどう思われますでしょうか。

詳細は『NewsWeek』をぜひ読んでみてください。

(吉田ハンチング@dcp)

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