韓国『起亜自動車』メキシコ工場ダウン!半導体は来ないし停電だし

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自動車メーカー受難の時期のようです。世界的な車載半導体不足でラインを止めざえるを得なくかっていますし、寒波による電力需要急騰によって工場のシャットダウンを求められています。韓国企業もこの直撃を受けました。

2021年02月17日(水)夜(現地時間)、メキシコにある韓国『起亜自動車』の工場がシャットダウンしました。

パイプインが凍結! 大事になった

同工場は2016年に完成し、北米・中南米市場向けの「K2」「K3」などの車種(一部『現代自動車』の車種もあり)を製造しているのですが、寒波のため電力不足に対応するため、シャットダウンを余儀なくされました。

このシャットダウンのそもそもの原因は、アメリカ合衆国からメキシコに送られている天然ガスのパイプラインが凍結したことです。メキシコの電力は天然ガスを用いた火力発電所に60%を依存しています。また燃料の天然ガスは合衆国に70%頼っているのです。

ですので、これは大事です。

少なくともパイプラインが復旧するまでは工場を再稼働できないのです。また、悪いことに合衆国でも電力需要が急騰していることから、自国ファーストでメキシコへの供給を減らしていました。そこへ凍結です。再び電力供給が安定するまでには時間がかかると予想されます。

韓国メディア『毎日経済』は18日(木)、19日(金)の操業停止による損失を5,184万ドル54億6,134万円)と読んでいますが、次週も操業できなければ損害はさらに拡大するでしょう。

『起亜自動車』だけのことではなく、メキシコに工場を持つ『フォルクスワーゲン』『GM』の工場もシャットダウンとなりました。

2021年は世界的に自動車の生産量が減少すると予想されています。

(吉田ハンチング@dcp)

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