韓国の金融監督院が2021年02月の外国人投資家の株式・債券の投資状況についてのデータを公表しました。以下になります。
2021年02月
株式:-3兆2,430億ウォン(約-3,113億円)
債券:8兆9,800億ウォン(約8,621億円)
小計:5兆7,350億ウォン(約5,508億円)
株式:-3兆2,430億ウォン(約-3,113億円)
債券:8兆9,800億ウォン(約8,621億円)
小計:5兆7,350億ウォン(約5,508億円)
株式は売り越しで「3兆2,430億ウォン」の資金が抜け、債券では「8兆9,800億ウォン」の買い越しで資金流入となりました。
小計で「5兆7,450億ウォン」の資金流入です。
韓国メディアでは、外国人投資家が債券市場で史上最大規模の純投資金額などと報じています。
もう何度だって言いますが、債券なので「定期的に利子を支払い、満期が来たら元本を返済する」のです。簡単にいえば借金に過ぎません。債券を買ってもらって「借金が8,621億円増えた」です。株式とは違うのです。
しかも増加した「8兆9,800億ウォン」は以下のように、
国債:6兆3,900億ウォン(約6,134億円)
通貨安定証券:2兆5,680億ウォン(約2,465億円)
小計:8兆9,580億ウォン
通貨安定証券:2兆5,680億ウォン(約2,465億円)
小計:8兆9,580億ウォン
韓国政府、『韓国銀行』が発行した債券がほとんどです。つまり、韓国政府、『韓国銀行』は共に外国からの借金を増加させているわけです。
また、外国人が債券を買ってるぞ万歳!ではなくて、株式市場において外国人投資家がセルコリアに勤しんでいる現実を見るべきです。以下の月別売り越し金額をご覧ください。
2020年12月:2兆6,880億ウォン(約2,580億円)
2021年01月:2兆650億ウォン(約1,982億円)
2021年02月:3兆2,430億ウォン(約3,113億円)
小計:7兆9,960億ウォン(約7,676億円)
2021年01月:2兆650億ウォン(約1,982億円)
2021年02月:3兆2,430億ウォン(約3,113億円)
小計:7兆9,960億ウォン(約7,676億円)
株式市場から外国人投資家の資金が抜け、債券市場で外国人投資家への借金が増加しているのが韓国の姿です。
⇒参照・引用元:『韓国 金融監督院』公式サイト「2021年02月の外国人証券投資動向」
(吉田ハンチング@dcp)