韓国の文在寅大統領が大変にお怒りとのこと。
先にご紹介した、野党『共に民主党』統一候補・尹錫悦(ユン・ソギョル)さんの「文政権の積弊は清算されなければならない」という発言に対して、青瓦台・大統領府から激烈なレスポンスが返ってきました。
以下が大統領府から出たブリーフィングペーパーです。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は本日午前、参謀会議で次のように語りました。
「中央地検長、検察総長在職時には、現政府が積弊を抱えているのに見えないふりをしたというのか? それとも、存在もしない積弊を作り上げるというのか、答えるべきだ。
そして、現政権を根拠もなく積弊捜査の対象、違法に追いやったことに強い怒りを表し、謝罪を要求する」
このように文大統領は強い怒りを表明し、謝罪を要求しています。
尹錫悦(ユン・ソギョル)さんは、「『共に民主党』政権が検察を利用してどれだけ多くの犯罪を犯したのか。それ相応の責任を負わなければならない」とも述べていますが、ご自身も一時は検察総長だったわけなので、青瓦台・大統領府の「自分が検察総長の時代には積弊について見て見ぬ振りをしていたのか」という批判はごもっともな感じもありますが……。
文大統領は、韓国メディアのインタビューに対して「いくら選挙期間であっても、分裂と葛藤を煽っては統合の政治に行けない」と暗に尹候補について非難していますが、実は相当頭にきているようです。
しかし、尹候補サイドは特に謝罪する向きは見られません。
というわけですので、尹錫悦(ユン・ソギョル)さんが大統領になったら文大統領はじめ皆さんはある程度の覚悟が必要なようです。
(吉田ハンチング@dcp)