2023年09月13日、韓国最大野党『共に民主党』の党首・李在明(イ・ジェミョン)さんが断食14日目に突入しました。
福島処理水の海洋放出を容認したなど、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権の方針に対する非難の断食です。しかし、検察は、李在明(イ・ジェミョン)さんの疑惑追求の手を緩めてはいません。
「断食したら調査の手を緩めなければいけないのか?」は、韓国の韓東勳(ハン・ドンフン)法務部長官の言葉です。全くそのとおりです。もし、断食して司直の手が緩むのであれば、誰もが断食するでしょう。
李在明(イ・ジェミョン)さんは、断食を続行しながら、検察の出頭要請に(できるだけ)応えており、さすがに限界となっている模様。
↑断食何日目かの看板が立っています。さすがに14日ということで横になっていらっしゃいます。
一方で、「本当に何も食べていないんだろうな」と疑い、李在明(イ・ジェミョン)さんを監視している韓国メディアもあります。例えば、保守寄りの『ペンアンドマイク』は、断食初期段階から「夜は事務所に戻っている」(どうも怪しい)と疑念を呈し続けています。
断食14日目となった13日には、「無期限断食の場所が、国会本庁前のテントから党代表室に移動した」と追いかけ続けています。
『ペンアンドマイク』の記事を一部引用すると以下のような具合です。
(前略)
14日目を迎えた李在明・共に民主党代表の「無期限断食」の場所が変更された。国会本庁前のテントから党代表室に移動したのだ。
そして、党代表室のドアは閉まっていた。
13日午後、『ペンアンドマイク』は李在明(イ・ジェミョン)代表の「党代表室断食現場」を取材するため、ソウル国会議事堂本庁2階の『共に民主党』党代表室を訪れた。
「歴史を売って未来を買うことはできません」というフレーズが書かれた『共に民主党』党代表秘書室のドアと、その隣に位置する党代表会議室のドアは共に固く閉まっていた。
それでは、以前は一部公開されていた李代表の断食姿が支持者はもちろん、マスコミにも映らないようになったのだろうか。
『共に民主党』側はこの日、『ペンアンドマイク』との通話で「場所を移動する前にも、少し横になっている時は(テントを)少し下げて、「今は接見時間ではない」と私たちが案内をしていた。
そのような方法で座っている時はもちろん、マスコミやこうして公開するつもりで、少し横になっている時はその旨を配慮してほしいと要請している」と、マスコミを通じて一部公開することを明らかにした。
(後略)
李在明(イ・ジェミョン)さんが本当に断食しているのか、という点について他メディアでも「断食日数にしては元気すぎないか?」という疑念が提起されています。
『ペンアンドマイク』記者の執拗さには頭が下がりますが、疑念どおり隠れて食事をしていた――などがすっぱ抜かれたりしたら、それこそ『共に民主党』の評価は地に落ちるでしょう。
ともあれ、李在明(イ・ジェミョン)さんもそろそろ限界のご様子ですので、問題は「どうやって終わる?」です。
(吉田ハンチング@dcp)