アメリカ合衆国『HAAHオートモーティブ・ホールディングス』から
『双竜自動車』に投資する
という意見表明文書が届かなかったので、2021年04月01日、ソウル回生裁判所は債権団主力である『産業銀行』に意見を求めました。
つまり、「再建するか」「清算するか」です。この二つでは手続きが違います。
どうも韓国メディアでは「再建する」手続きが始まると見ているようで、「DIP」が誰になるか、という記事が出ています。
韓国の再建手続きはアメリカ合衆国の「チャプター11」と同様、DIP型のようで、『双竜自動車』の現社長が指名されるかもしれないが、労働組合はそれに反対しているとのこと。
「DIP」は「Debtor In Possession」の略で、「占有的地位にある債務者」といった意味です。普通は裁判所が指名した管財人が資産の管理処分の責任者となるのですが、DIP型では債務者(借金返済をしなければならない者)自らがこれに当たります。
旧経営陣がそのまま再建(破綻)処理にも当たるだけですから、労組が反対するのも無理はないかもしれません。
『産業銀行』から裁判所への回答は本日06日に行われるとのこと。
(吉田ハンチング@dcp)