先にご紹介したとおり、韓国で国産の戦闘機「KF-21 ポラメ」の試作第1号機がお披露目されました。
文在寅大統領も臨席の下、記念式典が開催されたのですが、気の早いことにもう次の戦闘機開発についての情報が韓国メディアに出ています。
↑記念式典にはインドネシアのプラボウ国防相(Prabowo)も参加していました(最前列の右端の人物)。プラボウさんはかつてインドネシア国会で韓国産の潜水艦の性能に不満を漏らしたことがあります
韓国メディア『ソウル経済』の記事から一部を以下に引用します。
(前略)
2028年以降、合衆国のF-35戦闘機のよう第5世代ステルス戦闘機やそれ以上の第6世代戦闘機に発展できるかどうかを年内に見積ることができるようになる見込みだ。国防科学研究所(ADD)主導の下ポラメを開発・製作している『韓国航空宇宙産業』(KAI)の研究者たちは、最近、匿名を前提に、『ソウル経済新聞』との公式インタビューで、このような現状を伝えた。
「ポラメ」の今後の開発の方向性について、「実質的な進化的性能開発のために、国内研究のための課題を進めている」とし「今年下半期には『ポラメ』の進む方向のスケッチが描かれるだろう」と明らかにした。
特に「一歩一歩、進化的性能改良を重ね、5~6世代まで開発する計画を持っている」と伝えた。
(後略)
一応、以下のようなスケジュールだそうです。
2026年までに:「ポラメ ブロック1」空対空能力の獲得
2028年までに:「ポラメ ブロック2」空対地武装の装備
2028年以降:「ポラメ ブロック3」未定
2028年までに:「ポラメ ブロック2」空対地武装の装備
2028年以降:「ポラメ ブロック3」未定
その意気やよし!というところなのでしょうが、まだこの「ポラメ」は初飛行も行ってはいません(2022年の予定)。今から計画を立てておくのは大事なのでしょうが、少しばかり気が早すぎないでしょうか。
※写真は全て『KAI』のプレスリリースより
(吉田ハンチング@dcp)