韓国の輸出産業に多くな影響を与えるドルウォンのレートですが、韓国のシンクタンク『LG経済研究院』から「2021年間国内外の経済見通し」というリポートが出ており、その中では、
2021年
平均為替レート:1ドル=1,090ウォン
上半期:1ドル=1,110ウォン
下半期:1ドル=1,070ウォン
平均為替レート:1ドル=1,090ウォン
上半期:1ドル=1,110ウォン
下半期:1ドル=1,070ウォン
としています。
つまり、2021年中はウォン高傾向が続くと読んでいるわけです。
以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用)。
上掲は直近のドルウォンのチャートですが、赤い点線が『LG経済研究院』の予測する2021年の平均ドルウォンレート「1,090ウォン」です。
また、同研究院は、
2021年
経常収支の黒字規模:830億ドル(約9兆円)
(ただし通関基準)
経常収支の黒字規模:830億ドル(約9兆円)
(ただし通関基準)
と予測しています。2020年は「753億ドル」(国際収支統計では「627.6億ドル」)なので、「77億ドル」増えると読んでいることになります。確かに、貿易でドルを多く稼ぐと、ドルをウォンを換える(ドル売りウォン買い)の量も増え、そのためウォン高圧力として働きますが……。
さて、この予想は当たるでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)