韓国の公社は、どこも似たり寄ったりなのですが、『石油公社』が2020年債務超過に陥ったことが分かりました。
『韓国石油公社』2020年
総資産:18兆6,618億ウォン(対前年比:1兆1,578億ウォン減少)
総負債:18兆6,449億ウォン(対前年比:5,139億ウォン増加)
総資産:18兆6,618億ウォン(対前年比:1兆1,578億ウォン減少)
総負債:18兆6,449億ウォン(対前年比:5,139億ウォン増加)
債務超過になったからといってすぐに倒産するわけではありませんし、ましてや公社で親方太極旗なので、このままだらだら続くのでしょうが、利子負担だけで、
利子負担:年間4,000億ウォン(約388億円)
もあるのです。
先にもご紹介しましたが、韓国は李明博(イ・ミョンバク)大統領の時代に対外資源獲得の錦の御旗の下に世界各地の油田に資金を投下しました。この買収が結果が出るものであれば良かったのですが、失敗が続き、その過程、M&Aなどを行って借入金が激増し、利子払いが増え、現在のように二進も三進もいかなくなったのです。
当然ですが、『石油公社』ような政府の支援がなければ成立しない公社を山ほど抱えているからこそ韓国政府の負債は膨らむ一方です。
さすがに、この『石油公社』をどうするよ、という話になっていまして、2020年07月には「海外資源開発革新第2次タスクフォース」が結成され、動き出しており、2021年04月中にも勧告案を出す予定です。さらなる「公的資金」を注入するかどうかは未定とのこと。
本当に韓国の公社はこんな感じの話ばかりです。
(吉田ハンチング@dcp)