【1.7兆は?】韓国「暗号資産取引所」でねずみ講のような詐欺

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韓国では暗号資産へお金を突っ込む人が増加し、金融当局が問題視しています。すでにご紹介したとおり、規制を強化する方向で動いているのですが、ついに警察が踏み込んで強制捜査を行う事態となりました。

2021年05月03日、京畿道南部警察庁犯罪捜査隊は暗号資産取引所「A」の本社と従業員の自宅など22カ所を急襲。強制家宅捜査を行いました。

その上で資産:2,400億ウォン(約233億円)を凍結。

ここまでは、「ああ、そうなの」という話なのですが、踏み込まれた取引所というのがロクなことをしていなかったのです。

会員登録する際に600万ウォン(約58万円)の口座を少なくとも一つ以上作らなければならない

のですが、

暗号資産に投資して3カ月以内に3倍1,800万ウォン(約157万円)になる

と称し、その上、

他の会員を紹介したら1人につき120万ウォン(約12万円)の紹介料がもらえる

という手管を用いていました。つまり、暗号資産を使ったねずみ講のようなものだったのです。

2020年08月から最近までに「約1兆7,000億ウォン」(約1,646億円)の入金があったものと目されているのですが、差し押さえられた資産2,400億ウォンはそのわずか14.1%に過ぎません。

残りのお金はどこへ行ったのか。もう溶けてしまったのかは不明です。

(吉田ハンチング@dcp)

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