韓国『サムスン電子』5Gスマホのシェア伸ばすが……結局はブランド力の問題

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短信で申し訳ありません。

韓国『サムスン電子』の5Gスマホがシェアを伸ばしているというニュースが出ていますが、伸びはまだ足りません。2021年第1四半期の5Gスマホのシェアの販売台数は以下になります。

2021年第1四半期「5Gスマホ」供給量
『Apple(アップル)』:4,040万台
『Oppo(オッポ)』:2,160万台
『Vivo(ビボ)』:1,940万台
『サムスン電子』:1,700万台

5Gスマホで価格競争になったら無茶なことを平気で行う中国企業には勝てません。

実際、スマホがコモディティ化し価格競争になった途端、『サムスン電子』のスマホは中国市場で勝てなくなりました。現在の中国市場でのシェアは1%を切っています。

価格競争になると(国家すなわち中国共産党がフルバックアップしている)中国企業に勝てはしませんから、結局、突き詰めれば「ブランド力」が必要になります。

残念ながら『サムスン電子』にはこれが足りないのです。

その証拠に、ブランド力が維持されている欧州市場、アメリカ合衆国市場では、『サムスン電子』スマホのシェアは悪くありません。善戦しています。以下をご覧ください。

2021年第1四半期シェア in US
『Apple』:55%
『サムスン電子』:27%
『LG電子』:7%
『Lenvo』:6%
その他:5%

⇒データ出典:『CounterPoint』「US Smartphone Market Share: By Quarter」

『サムスン電子』の課題は、欧州市場、アメリカ合衆国でのシェアを維持しながら、他の市場でいかに中国企業に負けないかを考えること――となります。蛇足ながらこの課題は自動車でも全く同じです。

(吉田ハンチング@dcp)

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