韓国の不動産価格の値上がりが止まりません。先にもご紹介したとおり、韓国政府の打つ政策が全て需給バランスをおかしくする(供給を絞る)結果となっているため仕方がない面もありますが、しかしこのアンストッパブルな上昇は異常なほどです。
『国民銀行』の「銀行月間住宅価格動向」によると、
全国のマンション価格の上昇率
2021年上半期:9.97%上昇
2020年通年 :9.65%上昇
2021年上半期:9.97%上昇
2020年通年 :9.65%上昇
このように、2021年上半期での上昇率が、2020年通年での上昇率をすでに上回っています。
首都圏のマンション価格の上昇率
2021年上半期:12.97%上昇
2020年通年 :12.51%上昇
2021年上半期:12.97%上昇
2020年通年 :12.51%上昇
「首都圏のマンション」に限れば、上掲のとおり2021年上半期だけで約13%も上昇しており、こちらも2020年通年をすでに上回っているのです。
韓国の不動産価格の上昇はどこまでいくのか、は見物です。韓国メディア『毎日経済』の報道によれば「金利が1%上がると首都圏の不動産価格が0.7%下がる」という国土研究院の研究があるとのこと。
先にご紹介したとおり、下半期に『韓国銀行』が金利を上げようとアップを始めていますので、これが歯止めをかけるかどうかにも注目したいところです。
(吉田ハンチング@dcp)