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韓国「雇用の質」が改善されず。32万人増加でも内訳が良くない

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韓国の雇用情勢は深刻です。2021年07月29日、韓国の雇用労働部から「2021年6月の企業の労働力調査」のデータが公表されました。それによれば、

2021年06月
韓国の事業従事者:1,882万2,000人
(対前年同期比:32万3,000人増加/1.7%増加)

⇒参照・引用元:『韓国 雇用労働部』公式サイト

となっています。

2020年03月から事業従事者は12カ月連続で「対前年同期比」で減少を続け、2021年03月に増加に転じました。回復してきたと見えますが、昨年のコロナ禍の時期と比較していることに注意が必要です。

また、注目していただきたいのは以下です。

常勤労働者の増加:6万5,000人(対前年同期比:0.4%増加)
一時的・日雇い労働者の増加:24万1,000人(対前年同期比:14.2%増加)

データ引用元は同上

このように、昨年06月と比較して32.3万人増えたといっても常勤で雇用してもらえる職に就けた人は、そのうちわずか6.5万人に過ぎません。多くの方が一時的・日雇いの職で働いていらっしゃるのです。

つまり、職の質という意味で雇用情勢が好転しているとはとてもいえません。韓国は雇用については長いトンネルの中にあります。

(吉田ハンチング@dcp)

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