韓国は詐欺事件が多い国として知られています。
念のために書きますが、別に筆者が特にそのような悪口を述べているわけではありません。
以前にも紹介したことがありますが、例えば、2017年09月には近現代史研究家の細谷清先生が、韓国の最高検察庁年報を調査し、人口10万人当たりの詐欺事件の発生件数が日本の16倍にもなることを発表していらっしゃいます。
暗号資産は特に元手がかからず発行できるため、詐欺には大変に使いやすいようです。韓国では暗号資産を使った詐欺で大変な被害が出ていることが分かりました。
韓国メディア『毎日経済』の記事によれば、警察庁資料で以下のようになっているとのこと。
2021年上半期 暗号資産関連犯罪
検挙された被疑者:487人
犯罪件数:119人
被害金額:2兆8,519億ウォン(約2,737億円)
検挙された被疑者:487人
犯罪件数:119人
被害金額:2兆8,519億ウォン(約2,737億円)
「詐欺・詐欺に関するもの:449人」「購入代行詐欺:19人」で計「468人」ですから、謙虚された被疑者の人のほとんど(約96.1%)が詐欺容疑です。
年次の被害金額の推移を見ると以下のようになっています。
2017年:4,674億ウォン(約448.7億円)
2018年:1,693億ウォン(約162.5億円)
2019年:7,638億ウォン(約733.3億円)
2020年:2,136億ウォン(約205.1億円)
2018年:1,693億ウォン(約162.5億円)
2019年:7,638億ウォン(約733.3億円)
2020年:2,136億ウォン(約205.1億円)
2021年上半期:2兆8,519億ウォン(約2,737億円)
2021年上半期は桁がひとつ上ですが、実はこの2兆8,519億ウォンのうち、1件だけで「2兆2,100億ウォン」(約2,121.6億円)という大物があるためです。
伊集院光さんの名言に「ナノ秒で何千億円というお金が盗める時代」というのがありますが、詐欺師にとっても暗号資産というのは、非常に使い勝手のいいものなのです。
暗号資産の取引をされる方はくれぐれも自己資産の安全性に十分な配慮をされますよう、ご注意ください。
(吉田ハンチング@dcp)