「壁の予算」で揉め続け! 閉鎖は新年も続く観測(ウンザリ)

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12月22日(土)からアメリカ合衆国・連邦政府機関の一部で閉鎖が開始しました。共和党・民主党間でいわゆる「メキシコの壁」建設についての費用を盛り込む・盛り込まないで対立が続いておりまして、(政府機関閉鎖を回避するための)暫定予算が成立しなかったのです。

Money1でかねてからお伝えしているとおり、合衆国での連邦政府機関閉鎖という事態はよくあることで、特に驚くには当たりません。むしろ政府機関が閉鎖しようが主張を通すためならぎりぎりまで戦うという姿勢は、日本も見習うべきものでしょう。機会主義者の国日本ではとかく易き方に決定が流れがちですから。

今回問題なのは、この調整が長引きそうなことです。トランプ大統領は「長引いたって構わない」という姿勢を曲げていませんし、共和党・民主党の妥協は難しい状況です。

メキシコとの国境の「壁建設」にトランプ大統領は当初50億ドルを要求しましたが、民主党側は「国境警備予算」として13億ドルを提案しています。金額がそもそも全然違いますが、民主党側は「名目」で妥協しようとしたわけです。しかしOMB(Office of Management and Budgetの略:合衆国行政管理予算局)のマルバニー局長(John Michael Mulvaney:ジョン・マイケル・マルバニー)は「16億ドル以上の予算を付けろ」と引きません。

もし妥協が成立するとすれば12月27日ですが、望み薄だと見られています。2018年はぐだぐだで暮れ、2019年はぐだぐだの続きで明けそうな気配ですよ。

(柏ケミカル@dcp)

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