日本ではあまり報道されませんが、去る12月19日アメリカ合衆国トランプ大統領は「チベット相互入国法」(Reciprocal Access to Tibet Act of 2018)に署名しました。これで法案(bill)だったものが正式な法律(law)となりました(「Public Law No: 115-330.」です)。
同法の骨子は、
中国当局が「合衆国政府の高官や報道関係者などのチベット立ち入り」を拒否した場合、
中国当局者の合衆国入国を拒否する
というもの。これまで中国政府は、とかく噂のあったチベットに自由主義陣営の報道が入ることを拒否してきました。「チベットの人たちを弾圧していない」「強制収容所なんかない」というのが中国当局の主張でしたが、この法に対してどのように対抗するのかが見物です。カナダ人を拘束といったことを平気で行う国ですので、歯牙にも掛けず、これまでの態度を淡々と継続するかもしれませんが。
(柏ケミカル@dcp)