2021年09月16日、アメリカ合衆国財務省から「合衆国公債の主要ホルダーと保有額」のデータ(2021年07月時点)が公表されました。韓国について見てみます。
2021年07月
韓国:1,262億ドル(約13兆8,580億円)
(対前月比:-47億ドル(約-5,161億円))⇒参照・引用元:『アメリカ合衆国 財務省』公式サイト「 MAJOR FOREIGN HOLDERS OF TREASURY SECURITIES(in billions of dollars)」
2021年07月、韓国は06月と比較して「47億ドル」も合衆国公債の保有額を減らしました。
『韓国銀行』が公表した2021年07月の外貨準備はどうなっていたかというと……。
2021年07月 韓国の外貨準備
Securities(証券類):4,149億ドル(約45兆5,602億円)
(対前月比:-44億ドル(約-4,832億円))⇒データ引用元:『韓国銀行』公式サイト「2021年7月末の外貨準備高」
合衆国公債が「-47億ドル」なのに、「-44億ドル」となっていますので、天地3億ドルは何か別のSecurities(証券類)を増やしたことになります。
また07月にはDeposits(預金)が「89億ドル」も増えていますが、このうち40数億ドル分は合衆国公債を売却したものと推計できます。『韓国銀行』は07月の外貨準備高が増えた理由について、「外貨資産運用収益と金融機関の外貨預り金が増えた」と説明しています。
外貨預り金はそもそも金融機関のものなので(返済しなくてはならないので資産も増えるが負債)、増加した現金たるDeposits(預金)がどこまで使えるものなのかは……。
(吉田ハンチング@dcp)