上がればいいのですが下がると阿鼻叫喚なのでは、という件です。
韓国では09月20~22日は秋夕の連休で株式市場はお休みです。
Money1では連日KOSPI(韓国総合株価指数)の動向についてご紹介していますが、下掲のとおり「17日」でチャートでいったん休止状態です(チャートは『Investing.com』より引用)。
明日は5日ぶりに市場が開くのですが、韓国メディアで「ドンと下に行かないか」という懸念が出ています。
先にご紹介したとおり、韓国では信用取引を行っている個人投資家が多いのです(金融投資協会のデータによれば信用供与残高は2021年08月18日の時点で「25兆6,111億ウォン」)。簡単にいえば、借金をして手元資金を倍に膨らませて取引を行っているわけです。
この連休中は市場が休みで取引ができませんでしたが、明日開場してドカンと下落したらどうなるでしょうか。
「マージンコール」すなわち追い証が多くのトレーダーにかかることが予想されるのです。追い証がかかると、委託保証金を積むか、期限までに反対売買をしなければなりません(しないと強制決済で損失が確定)。
韓国メディアの一部ではこれを懸念しているというわけです。中国リスクも一段落とマスコミは報じていますが、明日のKOSPIにご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)