2021年10月15日、韓国の企画財政部が「2021年10月最近の経済動向」を公表しました。この中に、非常に興味深いデータがあります。国産自動車の「韓国内販売数」で明らかな異変が起こっています。
以下のデータをご覧ください。
↑赤枠で囲んだ部分が「国産乗用車の国内販売台数」。数字は「前年同月比の増減」。和訳すると以下になります。2021年「国産乗用車の国内販売台数」の「前年同月比の増減」
02月:+28.4%
03月:-10.2%
04月:-8.8%
05月:-17.0%
06月:-25.7%
07月:-14.9%
08月:-7.1%
09月:-33.3%グラフにすると以下のようになります。
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「2021年10月最近の経済動向」
02月こそ対前年同月比で「+28.4%」と大きな回復を見せたものの、以降はずっと対前年同月比割れでマイナス。
09月にはなんと「-33.3%」と、前年同月より1/3も減少しました。
この減少幅は2010年の統計開始以来で最大の減少幅です。
企画財政部は「秋夕の連休があったため」と述べていますが、とてもそれだけでは説明できないでしょう。車載用半導体不足で生産台数が減少したことも影響しているでしょうが、明らかに景気回復が鈍化している兆候ではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)