韓国政府は「景気回復は順調に進んでいる」的な説明をしてきましたが、その割には失業給付(日本でいういわゆる失業保険)の金額が「1兆ウォン」(約960億円)を超えて高止まりを続けてきました。
しかし、2021年10月12日、韓国の雇用労働部が公表した「雇用行政統計で見た2021年09月の労働市場の動向」によると、やっと1兆ウォンを下回ったようです。
以下は失業給付金額の推移です。
上掲のとおり、2021年09月の失業給付の金額は「9,754億ウォン」(約936億円)となっています。2021年では、1兆ウォンを切るのは01月以来のこと。
もちろん、切ったといったもまだ「9,754億ウォン」で高止まりしており、失業給付を出している雇用保険基金が事実上破綻していることに変わりはありません。
失業給付の高止まりは、いかに就職できずに困っている人が多いかということを示しています。
(吉田ハンチング@dcp)