韓国の経済成長率「4%は無理」観測

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「コロナ禍からの順調な景気回復を遂げている」としていた韓国ですが、第2四半期に「?」となり、第3四半期になると景気回復の減速が明らかになっています。

この傾向は、Money1でもご紹介しているとおり『韓国銀行』が公表している景況指数からも明らかです。また、この景気失速を証明するかのように、経済成長率が以下のように右肩下がりで推移。


「Q」は「Quarter」(四半期)です。

コロナ禍に見舞われた(実は今も継続中ですけれども)2020年は、第1四半期がいきなり「-1.3%」。第2四半期はさらに下にいって「-3.2%」。

第3四半期はどん底からの回復で「2.2%」、第4四半期は「1.1%」と下半期は頑張ったのですが、残念ながら2020年はマイナス成長でした。

で、2022年です。上掲のとおり、

2021年
第1四半期:1.7%
第2四半期:0.8%
第3四半期:0.3%

となっています。『韓国銀行』(+ 韓国政府)は「2022年は4.0%の経済成長」といってきたのですが、これでは「達成できないだろ」というところまで追い込まれまています。

「内需を回復させたい!」という気持は分かるが……

韓国最大の貿易相手国である中国の景気減速も不安要因ですが、第3四半期に成長率が「0.3%」にまで落ち込んでしまったのは民間消費が大きく落ち込んだためです。

ここにきて韓国政府が「ウイズ・コロナ」に舵を切ったのは、消費を活発にしないといけない、という判断もあったものと思われます。もう自粛で経済活動を冷やすのも限界だ、というわけです。

先にご紹介したとおり、韓国では新規感染者数がまた盛り返しており、ウイズ・コロナで経済的な回復速度は上がるかもしれませんが、その分「国民の健康リスク」が高まります。

すでに第4四半期の半ば辺りまできていますが、韓国政府のウイズ・コロナが奏功して経済視聴率が上昇するかどうかにご注目ください。

(吉田ハンチング@dcp)

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