韓国メディアではまた「輸出が対前年同期比で20.0%増加」などと報道されるかもしれませんが、結論からいえばまた赤字です。
韓国の関税庁から「2021年12月01~20日の輸出入状況」のデータが公表されましたので確認してみます。
2021年12月01~20日
輸出:369億500万ドル
輸入:395億5,900万ドル
貿易収支(輸出 – 輸入):-26億5,500万ドル2021年01月01日~12月20日
輸出:6,207億500万ドル
輸入:5,932億8,400万ドル
貿易収支(輸出 – 輸入):274億2,000万ドル
輸出は対前年同期比で「20.0%増加」していますが、例によって輸出は「42.1%増加」です。金額にすれば、
輸出: 61.6億ドル増加
輸入:117.2億ドル増加
輸入:117.2億ドル増加
となります。この輸入が増加した分だけ、貿易のもうけを示す貿易収支(輸出 – 輸入)が減っているのです。
先にご紹介したとおり、12月01~10日の輸出・輸入・貿易収支は以下のとおりでした。
2021年12月01~10日
輸出:194億9,200万ドル
輸入:219億9,200万ドル
貿易収支(輸出 – 輸入):-25億ドル
輸出:194億9,200万ドル
輸入:219億9,200万ドル
貿易収支(輸出 – 輸入):-25億ドル
貿易のもうけが「-25億ドル」でしたが、上記のとおり10日たって「-26億5,500万ドル」に赤字が膨らみました。
12月もまた20日まで赤字ですが、これがまた締まると黒字になるのか?にご注目ください。
2022年01月初頭にあるはずの「産業通商資源部の発表」を楽しみにお待ちください。
(吉田ハンチング@dcp)