2020年12月25日、『韓国銀行』は「2021年通貨信用政策運営の方向」というリポートを公表しました。簡単にいえば、今回のコロナ禍を受け来年以降どのような為替施策、金融政策を取るかといった内容です。
『韓国銀行』はこのリポートの前に「金融安定報告書」を出しており、韓国経済のリスクについて縦横に語っています。その上で、中央銀行が金融・為替市場の安定のために何をなすべきか――なわけですが、またアレについて言及されています。
以下にその部分を引用します。
(前略)
금융·외환시장 안정을 위해 필요시 시장안정화 조치를 적기에 시행 하고 주요국 중앙은행과의 통화스왑 확충 노력을 지속하는 한편, 통화안정증권 등 유동성 조절수단의 개선방안을 마련하여 공개시장 운영의 효율성을 제고해 나가기로 하였음金融・為替市場の安定のために必要に応じて市場の安定化措置を適時に実施し、主要国の中央銀行との通貨スワップを拡充する努力を継続する一方で、通貨安定証券の発行など流動性調節手段の改善策を用意して公開市場操作の効率を向上していくこととする
(後略)⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2021年通貨信用政策運営の方向」
「主要国の中央銀行との通貨スワップを拡充する努力を継続する」と明言しています。
先にご紹介したことがありますが、韓国はイギリスとの「通貨スワップ」(一応韓国の表記に合わせ「 」でくくります)締結を狙っていたこともあります。ハードカレンシーで締結できていない(と韓国が判断している)のはイギリス、EU、日本なのです。
本当にしつこいことこの上ないですが、日本は韓国との「通貨スワップ」など絶対に避けなければなりません。何もいいことがないのですから。
追記
この『韓国銀行』のリポートを引いて、『中央日報(日本語版)』にまた「日韓通貨スワップは中断されたままだ」なんていう記事が出そうな気がしないでしょうか?
(吉田ハンチング@dcp)