「韓国は金融危機なのか」と嘆く。外国人投資家がせっせと2.5兆売る

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韓国メディア『朝鮮日報』が「韓国は金融危機か何かなのか」と自ら突っ込むような面白い記事を出しています。

なんのことかというとKOSDAQ(コスダック)市場についてです。

KOSDAQは、韓国の新興企業が上場する株式市場です。直近では以下のように推移しています(チャートは『Investing.com』より引用)。


↑水色の線が「1,000」です。

KOSDAQは上掲のとおり、2021年に入ってからズンズン下げており、01月27日に下げ止まって、01月28日に反転。やっと少し戻したところです。

で、毎度おなじみの韓国メディアによる「外国人投資家に対する非難」が登場したのです。

なにせ韓国取引所のデータによると、2022年01月03日~02月08日に外国人投資家がKOSDAQ市場で「2兆4,925億ウォン」(約2,418億円)も売り越しているのです。

そもそもKOSDAQが小さい市場でなのでピンとこないかもしれませんが、韓国からすればこれは衝撃的な数字です。

韓国通貨危機の2008年に外国人投資家がKOSDAQ市場で売り越した金額は「1年間で3兆4,843億ウォン」(約3,380億円)です。

まだ2カ月もたっていないのに、韓国通貨危機時の「71.5%」水準まで売り越しているのです。

韓国メディアが騒然としても無理はありません。

朝鮮日報の記事では冒頭に以下のようなぼやきが入っています。

韓国に金融危機があったのですか? なぜこんなにコスダックで外国人が株をたくさん売るのですか?」(小額株主Aさん)

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「『金融危機になったか』セルダックミステリー…外国人純売買も2008年以降最大」

記事タイトルにある「セルダック」は、sell (売り)とKOSDAQの造語です。セルダックではなく、セルコリアといっていいのではないでしょうか。

KOSPIでも外国人投資家はこの1カ月で3兆2,615億ウォン(01月09日~02月09日)も売り越しています。

また、通貨危機はこれから来るのかもしれません。その予兆でねずみが船から逃げ出している――というのはいかがでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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