ハズれないで良かったです。やはり赤字にはなりませんでした。
2022年02月10日、『韓国銀行』が2021年12月の国際収支統計を公表しました。通関ベースで貿易赤字となった同月が、国際収支統計でどのように締まるのか注目でしたが、予測どおり黒転しました。
毎度おなじみの経常収支ほか、中身の話は別記事にいたしますが、韓国にとって最も重要な「貿易のもうけ」を示す貿易収支(輸出 – 輸入)のところだけ取り出すと以下のようになります。
通関ベースでは「-4億5,200万ドル」と赤字でしたが、国際収支統計では「+44億8,170万ドル」の黒字です。
「なんだー」と残念がる方が多いかもしれませんが、失望には及びません。以下をご覧ください。
これで2021年が締まったわけですが、上掲のとおり12月の貿易収支は1年で最低値となり、ドンと減少しました。これは韓国にとって危ない兆候です。
また、通関ベースとはいえ2022年01月は「貿易収支:-48億8,900万ドル」という結果でした。これが果たして国際収支統計で黒字になるのか?です。
黒字になったとしても恐らくスレスレが予想されます。この場合、経常収支が赤転する恐れがあります。
Money1をお読みいただいている皆さまはご存じのとおり、「残酷な四月」ならともかく、01月から経常収支が赤字になってどうするんだ、という話です。
韓国経済に「まずい兆し」が出ていることに変わりはないのです。ですので、ご落胆には及びません。1カ月後を楽しみにお待ちください。
(柏ケミカル@dcp)