2020年はコロナ禍のため世界各国でじゃぶじゃぶと金融緩和が行われ、どの国も流動性を確保することに必死となりました。もちろん韓国も例外ではありません。『韓国銀行』は「史上最大の金融緩和」と称してお金をまき、政府は政府で補正予算を三次に分けて組み、災害支援金をまくなどしました。
そのおかげで韓国政府の負債は急拡大しました。そもそもお金がないのを無理して予算を拡大してきたので、支援金など市中にまくお金を借金で調達しなければならなかったからです。
多くの資金は国債発行で賄(まかな)われました。
国債は債券ですので、定期的に利子を支払い、満期が来たら元本を返済しなければなりません。この満期の償還額が本年よりずんずん拡大していくのです。
以下をご覧ください。
韓国債の満期償還額
2021年:45兆4,060億ウォン(約4兆3,136億円)
2022年:60兆7,275億ウォン(約5兆7,691億円)
2023年:68兆9,614億ウォン(約6兆5,513億円)
2021年:45兆4,060億ウォン(約4兆3,136億円)
2022年:60兆7,275億ウォン(約5兆7,691億円)
2023年:68兆9,614億ウォン(約6兆5,513億円)
2021年には「約4.3兆円」ですが、2023年には「約6.5兆円」に増えます。
上記で「賄(まかな)われました」としましたが、現在もこれは続いています。2021年03月には補正予算で約10兆ウォンの国債が発行されます。国債の発行額の伸びはまだ止まらないでしょう。ですから、以降の償還額はまだ伸びると予想されるのです。
(吉田ハンチング@dcp)