『中国人民銀行』の共産党幹事、「銀行監督委員会」の郭樹清首席が記者会見の席上、「アメリカ合衆国の株式市場は世界経済最大のバブルリスクである」と発言したことは先にご紹介しました。
合衆国の株式市場のバブルが弾けるという指摘をしたのですが、傑作なことにこの発言で中国の株式が下落したのです。
以下をご覧ください。まず、上海市場(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
次に深セン市場。
最後に香港市場。
中国共産党当局の重鎮による発言でしたから大きな影響を与えます。03月04日には下落して陰線ですが、上掲のとおり03月05日にはどの市場でも陽線で戻しています。
これは、中国共産党が全人代を開催し、2021年のGDP成長率を「6%以上」とぶち上げたことが原因と見られています。中国のGDP発表など正確ではないと指摘されていますので、いい気なものですが……。
(吉田ハンチング@dcp)