韓国です。貿易のもうけが減少してくると、国内に流入する外貨が減ります。
現在、韓国では貿易赤字だーとメディアも騒いでおりますが、事の本質は外貨(主にドル)の流入が減少することにあります。ウォッチャーとしては、韓国にドルがナンボあるのかがいつも注目ポイントです。
2022年02月21日、『韓国銀行』が「2022年1月中の居住者※外貨預金動向」データを公表しました。まず以下です。
ドル:789.2億ドル(-40.4億ドル)
円:53.1億ドル(+0.6億ドル)
ユーロ:50.0億ドル(-2.0億ドル)
人民元:20.4億ドル(+1.7億ドル)
その他:19.0億ドル(-0.9億ドル)
小計:931.7億ドル(-41億ドル)※( )内は対前月比の増減
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2022年1月中の居住者外貨預金動向」
居住者の外貨預金は減少傾向にあり、対前月比で41億ドル減少しました。減少のほぼ全てがドルで「40億ドルの減少」。
では、誰が外貨預金を減らしたのでしょうか。以下をご覧ください。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2022年1月中の居住者外貨預金動向」
当月は企業、個人の双方とも外貨預金を減少させました。企業は「-28億ドル」、個人は「-12.4億ドル」です。
繰り返しになりますが、韓国の居住者の外貨預金は減少傾向にあります。
このようにドルばかりが減った理由ですが、
・企業が海外投資の資金、輸入決済代金で引き出した
・個人はドル売りウォン買いの規模を増やした
(ウォン安傾向なのでドルを売ればウォンになってとき増える)
・個人はドル売りウォン買いの規模を増やした
(ウォン安傾向なのでドルを売ればウォンになってとき増える)
と説明されています。ドルが減ってきましたね。
※「居住者外貨預金」というのは、韓国人と韓国企業、韓国内に6カ月以上居住している外国人、韓国内に進出している外国企業などの国内外貨預金を指します。
(吉田ハンチング@dcp)