「うわーっ!」は余計かもしれませんが、読者の皆さんもグラフを見たらきっと「これはダメだろう」と驚かれます。
大変に深刻な事態です。
2020年に韓国は人口の自然減少フェーズに入りました。
2021年の合計特殊出生率は「0.81」で世界最低。韓国はこれから日本などよりずっと早く老いていきます。
2022年02月23日、韓国の統計庁が2021年12月の出生・死亡数のデータを公表したのですが、これが……非常に深刻な内容なのです。以下がプレスリリースです。
2021年12月
出生数:1万7,084人
死亡数:3万1,634人
人口増減:-1万4,550人
コロナ禍のせいかもしれませんが、ついに1カ月で人口が「1万4,550人」も減少する事態となりました。
以下が2021年の出生数と死亡数の推移をグラフ化したものです。
出生数が急激に落ち込み、死亡数が急増しているため、ワニの口が大きく開きました。この差が人口の減少数です。
以下の2021年の月次の人口増減数の推移をご覧ください。
人口の自然減少フェーズに入っていますので、グラフの全てが「0」より下にあるのは仕方ないとしても、09月までは多くても月に3,000人台の人口減少で済んでいたのですが、
11月:-8,626人
12月:-1万4,550人
と、ついに「1カ月で1万4,550人も人口が減る」ようになりました。
これで暫定ながら2021年が締まったので、これまでの統計庁の月次データを基に累計し、年次での人口増減の推移を見ると以下のようになります。
出生数と死亡数がデッドクロスした2020年には「-3.3万人」、2021年には「-5.6万人」ですから、人口減少数は「1.70倍」です。
コロナ禍の影響がどのくらいあるのか、またコロナが収束したら速度は幾分は落ちるのかなど分かりませんが、しかし人口減少速度が上がっているのは確かです。
韓国は大変にまずい状況となっています。
(吉田ハンチング@dcp)